日揮は12月18日、昨今の急激なAI/IoTの進化を踏まえ、EPC事業をメインビジネスとする日揮グループの新たなIT戦略である「ITグランドプラン 2030」を策定したと発表した。
日揮は、1970年代よりコンピュータを活用した設計技術の確立やPMS(プロジェクトマネジメントシステム)の開発を進めるなど、メインビジネスであるEPC事業におけるプロジェクト遂行の各フェーズ(設計、機材調達、建設工事)、ならびにEPC全体を管理するプロジェクトマネジメント技術の改善を目的に、他社に先駆けて積極的にITを活用してきた。
しかし、昨今の急激なAIやIoTなどデジタル技術の進化は、これからのプロジェクト遂行やプロジェクトマネジメント技術に劇的な革新をもたらす可能性があり、加えて製造事業に対しても工場のスマート化の進展に寄与することが予測されることから、日揮グループとして将来を見据えた新たなIT戦略を策定する時期に来ていると認識している。
こうした状況を捉えて、日揮は今年4月にデータインテリジェンス本部を設置し、2030年をターゲットとする新たなIT戦略の策定を進めてきたが、このほど、日揮グループのメインビジネスであるEPC事業を主体とし、製造業を加えた最新IT活用の将来像と、その実現に向けたロードマップを示す「ITグランドプラン 2030」を取りまとめた。日揮は、今後、このプランに基づき、AI/IoT等のデジタル技術を積極的に活用したビジネス改革に取り組んでいくとしている。
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