三一集団有限公司:2018年12月14日発表
中国建設機械工業協会の油圧ショベル部会の統計によると、中国の油圧ショベル販売台数は今年1~11月に185,194台に達し、2011年を超えて過去最高を記録した。 中でも三一重工(Sany Heavy Industry)の1~11月までの累積販売台数は前年同期比54%増の43,036台、累積市場シェアは22.97%であり、業界の地位は安定しており、熱狂している。
今年11月の国内油圧ショベルの販売台数は前年同月比14.9%増の15,713台。中国の油圧ショベルの月間販売台数は15カ月連続で1万台を突破し、業界の状況は引き続き旺盛。そのうち、三一重工は11月に3,863台を販売し、前年同月比25%増となり、高いベースで強力な成長を維持し、業界を成長に導いた。
同時に、輸入代替の動向も続いている。今年11月には、国内ブランドの市場シェアが前月比3.1ポイント増加して61%となり、ヨーロッパ、アメリカ、日本のブランドシェアは様々な程度まで低下した。国内ブランドの三一重工の月間市場シェアは24.33%に達し、その業績は引き続き堅調に推移した。
■40トン以上では25.9%シェア
トン級別の分析によると、11月の小型機、中型機、大型機の販売数量はそれぞれ8,624台、4,940台、2,313台で、それぞれ23.32%、2.24%、15.82%の増加となった。三一重工は7月にHシリーズを発売したため、40トン以上の油圧ショベルの市場シェアが大幅に増加した。今年11月には、三一重工の40トン以上の市場シェアは25.9%だった。
今年の最初の10カ月間に、中国のインフラ投資は、前年同期比で3.7%増加し、前四半期比で0.4%速くなった。輸送インフラに代表されるインフラプロジェクトの承認が大幅に加速され、インフラが建設機械に貢献した。加えて、製品交換、鉱山機械の交換、都市化、新しい農村建設からの市場需要が増加し続け、建設機械業界のブームサイクルが長くなる。
11月には、油圧ショベル部会が発表した「2018年中国掘削機械(油圧ショベル)産業調査報告書」によると、2018年には油圧ショベルの販売台数が20万台に達し、2019年の国内販売台数は20万台前後に達すると予測されている。業界は、高成長から通常の状態の着実な成長をベースにして、シーズン後のサイクルに戻ると考えている。