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クボタ、インドのトラクタメーカーEL社と合弁会社設立、2020年1月に稼働予定

・現地生産により世界最大規模のインド農業機械市場攻略を加速

 ㈱クボタは12月11日、インドのトラクタメーカーであるEscorts Limited(以下、EL社)と合弁でトラクタ製造会社を設立することに合意したと発表した。2020年1月に工場を稼働し、同年6月より量産を開始する予定。年間生産能力は5万台。

 インドのトラクタ市場は台数ベースで世界最大規模であり、今後も市場の拡大が見込まれている。現在インド市場はマヒンドラ&マヒンドラなどローカルメーカーが主体となっており、ローカル各社は外資メーカーとの提携関係を強化している。

 クボタは2008年にクボタインド農業機械株式会社(以下、KAI)を設立してインド市場に参入し、2015年に牽引等の多用途に適合したマルチパーパストラクタを発売して以降、順調に推移している。今回インドでの製造ノウハウを持ち、調達力の優れたEL社との協業により、マルチパーパストラクタの現地生産を通して、クボタトラクタ事業の成長を加速させていく。

*参 考:農機メーカーのインドと日本との関係は、マヒンドラ&マヒンドラは、2015年10月、三菱重工業は日本で三菱マヒンドラ農機を設立、2017年3月、ヤンマーはITLに追加出資、2018年11月には井関農機はTAFEと提携している。

<合弁会社の概要>

会社名:Escorts Kubota India Private Limited

資本金:30億ルピー(51億円)※1

出資比率:クボタ 60%、EL社 40%

所在地:インド ハリヤナ州ファリダバード市

設立時期:2019年3月末(予定)

事業内容:クボタトラクタ及びEL社トラクタの製造

生産能力:50,000台(年間)

※1 1ルピー=1.7円(2018年11月現在)

<EL社の概要>

会社名:Escorts Limited

代表者:Nikhil Nanda 会長兼社長

本社所在地:インド ハリヤナ州ファリダバード市

設立年:1944年

事業内容:農業機械、建設機械、鉄道部品の製造販売

売上高:860億円(約500億ルピー 2018年3月期決算)

従業員数:10,100名(正社員3,700名 2018年11月現在)

<クボタ農業機械インド株式会社の概要>

英文社名:Kubota Agricultural Machinery India Private Limited

代表者:取締役社長 加藤 顕

本社所在地:インド タミル・ナードウ州チェンナイ市

設立:2008年12月5日

資本金:500百万INR

事業内容:インド国内における農業機械の販売

 ニュースリリース

 

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