Hyster-Yale Materials Handling,Inc.(本社:オハイオ州クリーブランド)は12月3日、完全所有子会社であるNuvera Fuel Cells,LLC(本社:マサチューセッツ州Billerica)がPowerTap水素ジェネレータ資産をOne H2(水素燃料会社、本社:ノースカロライナ州Hickory)に売却したと発表した。関連する知的財産を除く実質的に全事業を拠出する最終合意した。契約条件により、OneH2にはPowerTap®水素発生器を製造する限定ライセンスが提供される。引き換えに、NuveraはOne H2の約15%の所有権とOneH2の理事会メンバーに入る。
OneH2は、革新的な水素ソリューションを開発した。このソリューションは、燃料電池ソリューションの迅速な導入を可能にする水素インフラストラクチャーのための簡単で低コストの設置オプションを提供する。
OneH2のソリューションは、ほとんどのリフトトラックユーザーにとって、バッテリまたは内燃機関の電力から燃料電池の電力への迅速かつシームレスな移行を可能にするが、他のソリューションでは一般に固定費が高く、設置期間が長くなる。
この単純化されたソリューションにより、ユーザーは水素燃料電池の電力の利点をより迅速に得ることができ、ニーズに合ったペースで燃料電池の使用を増やすことができる。また、OneH2システムは、道路のトラックや乗用車のオンサイト水素燃料の利用可能性への便利な道をユーザーに提供する。
NuveraはOneH2と密接に協力してきた。NuveraのPowerTap®水素ジェネレータは、低コストのソリューションを提供しているため、NuveraとOneH2はそれぞれのソリューションの利点を組み合わせることができる。主にリフトトラックの顧客向けに、燃料電池グレードの水素を現場に供給している。
この取引により、Nuveraは、揚陸用トラック、港湾機器、バス、配送バンなどの高出力、重量のある用途に使用する燃料電池エンジンソリューションの提供にNuveraの人員と財務資源を集中させることも可能になる。
今後6カ月以内に、NuveraとOneH2は既存のNuvera水素機器の顧客に対して段階的にサービスを移行する。 6カ月以内にOneH2は既存の発電機のサービスを引き継ぐだけでなく、それらの顧客に追加の水素要求を供給する。
■Hyster-Yale Materials Handling,Inc.について
オハイオ州クリーブランドに本社を置くHyster-Yale Materials Handling,Inc.は、顧客のアプリケーションのニーズに対応するためのさまざまなソリューションを提供している。 同社の100%子会社であるHyster-Yale Group、Inc.は、主にHyster®およびYale®のブランド名で世界中に販売されているリフトトラックおよびアフターマーケット部品の包括的なラインを設計、エンジニアリング、製造、販売、サービスしている。Hyster-Yaleグループの子会社には、燃料電池スタックとエンジンに重点を置く代替電力技術会社であるNuvera Fuel Cells,LLC、Bolzoni®、Auramo®の下で販売される付属品、フォーク、リフトテーブルの世界的な生産者であるBolzoni SpA およびMeyer®ブランド名が含まれる。Hyster-Yale Groupはまた、日本(住友NACCO)と中国(Hyster-Yale Maximal)に重要な合弁会社を持っている。