Eaton(イートン、本社:アイルランド・ダブリン)とShaanxi Fast Gear(SFGW:陝西高速歯車、本社:中国陝西省西安市)は11月15日、アジア太平洋、東ヨーロッパ、アフリカで軽量マニュアル・トランスミッションを開発・製造・販売・サービスを事業内容とする合弁会社を設立したと発表した。合弁会社は、中国陝西省宝鶏市のハイテクゾーンに拠点を置く予定。
「両社の専門知識を活用して、業界最高レベルの軽負荷変速機を製造するSFGWとの新たな合弁事業を開始することができて喜んでいます。SFGWとの提携により、中国や急速に成長する市場の大型で急速に成長する軽量トラック市場に当社のトランスミッション設計がもたらされます」とイートンの自動車グループ社長であるJoão Faria(ジョアン・ファリア)氏は語った。
Faria(ファリア)氏は、「イートンとSFGWは、2014年に中国でクラッチ製品を販売する合弁会社を設立しました。これは過去数年間にかなりの成長を達成しました。イートンは、軽量マニュアル・トランスミッションの分野でこの新しい合弁事業を成功させることを期待しています」と加えた。
SFGWは中国最大のトランスミッションメーカー。中国西安市に本社を置き、新合弁事業に51%の持分を保有している。北米の大型商用車用トランスミッション市場のリーダーであるイートンのブラジル・その他南米市場の中規模部門が49%の持分を保有している。
イートンは2017年売上高204億ドルのパワーマネージメント会社。顧客がより効率的、安全かつ持続可能な電気、油圧、機械力を効果的に管理するのに役立つエネルギー効率の高いソリューションを提供している。パワーマネージメント技術とサービスの使用を通じて、生活の質と環境を改善することに専念している。約98,000人の従業員を抱え、175カ国以上の顧客に製品を販売している。