この合意の一環として、Liebherrは最初にYuchai Gensetエンジン用の共通レールプラットフォームCRS 11.2とCRS 11.5を供給する。6TDおよび6Cシリーズの6気筒インラインエンジンで、最高出力730kW、1,470kW、シリンダー容量19.6および39.6リッター。YuchaiとLiebherrは、海上エンジンの構成をさらに発展させ、6TDシリーズをオフハイウェイ用途に適応させる予定。
Liebherrインジェクションシステムは、シリンダーあたりの出力が高いコンパクトなインジェクターを特長としている。例えば、6TDのバリエーションに9mmの噴射ノズルを搭載したLI2トップフィードインジェクタは、コンパクトな設計で非常に高い油圧流量を可能にする。
「私たちのオーダーメードのインジェクション部品は、特に高性能セグメントでモータにサービスを提供するだけでなく、顧客固有の要件を満たすことも可能にします」と、Liebherrコモンレールシステム事業部門のエンジニアリング&プロダクションマネージングディレクターであるRichard Pirkl(リチャード・ピークル)氏は説明している。
さらに、コモンレールシステムとエンジンの両方は、Liebherr独自のコントロールユニットとソフトウェアプラットフォームによって制御することができる。
「Liebherrのインジェクションソリューションに対するYuchaiの信頼は、当社が高性能エンジン部門で中国市場に参入することを可能にした。我々はYuchaiを協力パートナーにできたことをうれしく思っており、さらなる相互プロジェクトを楽しみにしている」と、Liebherr Componentsの燃料噴射装置の販売責任者であるRiccardo Delai(リカルド・デライ)氏は述べている。
画像上:Liebherr LI2 top-feed injector
画像下:Common rail system 11.2 for Yuchai genset motors