■セグメント別の状況
<日 本>
<中 国>
中国の油圧ショベル等の需要は、中国国内のインフラ投資が堅調に推移したことにより増加した。中国の売上高は70 億8 千2 百万円(前年同期比128.4%)となり、セグメント利益は12 億7 千2 百万円(同168.5%)となった。
<その他>
タイの売上高は4 億3 千3 百万円(前年同期は4 千4 百万円)となり、セグメント損失は1 億2 千5 百万円(前年同期はセグメント損失2 億8 千1 百万円)となった。
■主要品目別売上高の状況
<建設用クレーン>
<油圧ショベル等>
国内の需要は、クローラキャリアが増加したが、排出ガス規制実施前の駆け込み需要の反動減が続き、ショベルが大幅に減少した。国内油圧ショベル等の売上高は63 億1 千8 百万円(前年同期比70.7%)となった。
海外の需要は、中国国内のインフラ投資が堅調に推移したことにより増加した。海外油圧ショベル等の売上高は101 億6 千2 百万円(同129.9%)となった。よって、油圧ショベル等の売上高は164 億8 千万円(同98.3%)となった。
<その他>
その他の売上高は4 億7 千8 百万円(前年同期比83.1%)となった。
■2019年3月期見通し
2019年3月期の連結業績見通しについては、売上高900億円(前期比3.5%増)、営業利益45億円(同109.9%増)、経常利益45億円(同84.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益28億円(同7.7%減)と前回(5月14日)見通しを据え置いている。
なお、持分法適用関連会社である光陽精機㈱において、出荷していた免震・制振用オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、顧客の基準値を外れた製品を出荷していた事実が判明した。今後の進捗次第では、同社の顧客等への補償費用をはじめとする損失等の発生により、加藤製作所の連結業績に影響を及ぼす可能性があるが、現時点でその影響額を合理的に見積もることが困難であるため、通期の連結業績予想に重要な影響を与える場合には速やかに開示していくとしている。
*前年同期比等の表記は当該企業の表記としています。