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三菱日立パワーシステムズ(MHPS)、カタールのラスラファンC独立発電・造水事業向けで2期LTSAを締結

 三菱日立パワーシステムズMHPS)は116日、カタールのラスラファン工業地区(Ras Laffan Industrial City)のラスラファンC独立発電・造水事業(IWPP)で運転中のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備のうち、MHPSM701F形ガスタービン8基の2期長期メンテナンス契約(LTSA)を締結したと発表した。契約期間は2019年から15年間。(画像は調印式)

 この発電設備は、2008年に受注したもので、プラント全体で273kW級の発電能力を持ち、6,300万ガロン(約24万キロリットル、1米ガロン=約3.78リットル)/日の造水能力を持つ海水淡水化プラント設備の動力源としても使用されている。2010年以降の運転開始後は、LTSAに基づきガスタービンの保守などを担当してきたが、契約更新時期を控えて2LTSAを締結したもの。

 契約は、1LTSA契約履行を通じてMHPSのメンテナンス能力が高く評価され、顧客であるRGPC社(Ras Girtas Power Company)との間で締結したもので、引き続き定期点検向けに部品供給・補修、運転の遠隔監視サービスなどを提供していく。

 カタールは、豊富な天然ガス資源を背景とする社会・産業基盤整備に向けた動きが活発で、ラスラファンの発電・海水淡水化事業は、中東地域における大規模インフラ整備プロジェクトの代表格といえる。

 MHPSは、環境に配慮した先進的火力発電システムを通じて、今回のような既設プラントに対するアフターサービス事業に力を注ぐことはもちろん、今年10月に首都ドーハに開設した駐在事務所を通じて各種社会基盤の整備計画に関する情報収集および顧客への情報発信機能を強化することで、カタールの旺盛な発電需要にきめ細かく対応し、経済発展と環境負荷の低減に貢献するとともに、多様なニーズに合わせた包括的なサービスを提供していく。

 ニュースリリース

 

 

 

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