中国機械連合会・机経網:2018年10月26日(中国传动网より)
2018年の最初の3/4四半期(1~9月)において、世界のロボット産業市場は194.8億米ドルを超え、前年比13.6%増加した。その内、工業用ロボット市場は109.1億米ドル、サービスロボット市場は60.4億米ドル、特殊ロボット市場は25.3億米ドルであった。うち中国のロボット市場は54.2億ドルで、前年度比18.2%増、産業ロボット市場は約36.3億ドル、サービスロボット市場は約11.4億ドル、特殊ロボット市場は約6.5億ドルとなっている。
ロボット業界のさまざまなアプリケーションシナリオに特化して、世界の産業用ロボット市場では、ハンドリングロボットの販売台数は66.5億ドルで最も高く、61%に達し、組立ロボットが続き、市場規模は17.5億ドルに達した。サービスロボットのレベルでは、医療サービスロボット、家庭用サービスロボット、公共サービスロボットの世界市場はそれぞれ33.8億ドル、16.3億ドル、医療サービスロボットが最も普及しており、最大56%を占めている。特殊ロボットレベルでは、軍事用アプリケーションロボット、緊急救助ロボット、極端な操作ロボットの市場規模はそれぞれ13.2億ドル、4.1億ドルおよび8.1億ドルであった。
中国の工業用ロボット市場は36.3億ドルに達し、うちハンドリングロボットが65%を占めて最大で、組立ロボットが15%、溶接ロボットが6%を占めている。サービスロボット市場は11.3億ドルに達した。そのうち、家庭用ロボット、医療用ロボット、公衆用ロボットの市場規模は、それぞれ4.5億ドル、3.5億ドル、3.3億ドルであった。 特別ロボットの市場規模は6.5億ドルに達し、軍用アプリケーションロボット、極端な作業ロボット、緊急救助ロボットの市場規模はそれぞれ4.5億ドル、1.4億ドルであった。
ロボットのアプリケーション環境に応じて、International Robot Alliance(IFR)はロボットを産業用ロボットとサービスロボットに分けている。この段階では、自然災害、軍事消防、公安事故などの特殊なロボットの需要が比較的大きい中国を考えると、ロボットを産業用ロボット、サービス用ロボット、特殊ロボットの3つに分類している。
その中で産業用ロボットとは、多関節ロボットや産業分野の多自由度ロボットをいう。サービスロボットは、構造化されていない環境で人間に必要なサービスを提供するさまざまなハイテク統合高度ロボットである。特別なロボットとは、危険な環境や特別な状況にある人間を置き換えるロボットを指し。