営業利益は、連結子会社に係るのれんの減損損失を計上した結果、同41.7%減の12,605百万円となった。税引前四半期利益は、持分法による投資利益が増加したことにより、同22.5%減の20,234百万円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は同29.5%減の13,253百万円となった。売上高営業利益率は、6.0%となった。
受注高は、前年同期比1.0%増の87,610百万円となった。売上高は、同7.7%増の87,746百万円、営業利益は、同0.6%増の15,101百万円となった。
精密減速機は、生産設備の自動化・省人化ニーズにより堅調に推移するも、自動車向け設備投資等の延期により、売上高は前年同期比減収となった。油圧機器は、中国市場や新興国における建設機械需要が引き続き高い状態にあり、売上高は前年同期比増収となった。
受注高は、前年同期比8.7%増の66,296百万円となった。売上高は、同1.4%減の56,926百万円、営業損失は、連結子会社OVALO GmbHに係るのれんの減損損失5,248百万円等により1,374百万円となった。
鉄道車両用機器は、国内向けの減少を中国地下鉄向けの増加で補い、売上高は前年同期比横ばいとなった。航空機器は、防衛省向けで減少しており、売上高は前年同期比減収となった。商用車用機器は、堅調な国内市場向けと東南アジア市場の回復により、売上高は前年同期比増収となった。舶用機器は、回復の兆しはあるものの、海運・造船市況の不透明感が続いており、売上高は前年同期比横ばいとなった。
<アクセシビリティソリューション事業>
受注高は、前年同期比6.2%減の56,524百万円となった。売上高は、同3.4%増の53,803百万円、営業利益は、同14.1%減の2,734百万円となった。自動ドア事業は、堅調に推移し、売上高は前年同期比増収となった。
<その他>
受注高は、前年同期比6.5%減の13,444百万円となった。売上高は、同6.8%増の12,369百万円、営業利益は、同49.0%増の1,776百万円となった。包装機は、国内外食品市場向けが堅調に推移し、売上高は前年同期比増収となった。
1~9月期の連結業績及び今後の動向等を踏まえ、2018年12月期通期の業績予想は、売上高2,939億円(前回予想3,070億円、前期比4.1%増)、営業利益200億円(同250億円、同32.1%減))、税引前利益285億円(同336億円、同18.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益198億円(同236億円、同21.3%減)に修正した。