新日鐵住金(以下、新日鉄住金)は11月2日、2020 年中期経営計画の主要施策の1つである「国内マザーミルの“つくる力”の継続強化」の一環として、新日鉄住金室蘭製鐵所構内(北海道室蘭市)において製銑設備を保有する北海製鉄㈱の第2高炉の改修および名古屋製鐵所(愛知県東海市)第3コークス炉のリフレッシュ(炉形式の変更を含む)を決定したと発表した。投資額は約920億円。新鉄住金は、今後も高度 IT を含めた国内外の最新技術の導入等により、「設備」を強化し、安定生産、生産性向上、コスト改善等の効果拡大を図っていく。(新日鉄住金の製鉄所一覧)
<北海製鉄(株)第2高炉改修の概要>
炉容積:3,014m3(現状 2,902m3)
改修時期:2020年下期予定
投資額:約350億円
施工:新日鉄住金エンジニアリング(株)他
その他:現行高炉は2001年11月に稼働
<名古屋製鐵所第3コークス炉リフレッシュの概要>
能力:80万トン/年(84門)
稼働時期:2021年度上期予定
投資額:約570億円(付帯設備を含む)