・経済とインフラ政策における政府の不確実性に懸念が残る
UNACEA (イタリア建設機械協会)が10月29日に発表した2018年1~9月の建設機械販売台数は前年同期比22%増の9,615台に達した。うち、土工機械は同23%増の9,281台、道路機械は同5%増の334台だった。
「イタリア市場での好調な販売動向は第3四半期も続いたが、台数単位では2018年は90年代前半と同じ販売台数でした。回復は存在しますが、国家経済政策と国際的な財政状況の不確実性が依然として持続すれば、それに負担をかける可能性がある」と、統計活動を担当しているウナセア議会議長のAntonio Strati(アントニオ・ストラチ)氏は述べた。
イタリア統計研究所(ISTAT)は、8月の建設投資で0.6%の増加を報告した。Samoter OutlookのConstruction Monitorによると、この傾向はたとえ荒い場合であっても、年末まで続くであろう。セクターの拘束された発展の基盤には、多数のインフラ整備事業の中断、新たな公共調達法に関する問題、地方政府予算の実施などがある。
■UNACEA (イタリア建設機械協会)について
2010年に創設され、現在約50人のメンバーで構成されているUNACEAは、建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。ウナセアのメンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、掘削機などがある。
UNACEAはイタリアのCECE(欧州建設機械委員会:13カ国・約1,200社、売上高230億ユーロ、直接雇用者13万人)会員。