㈱ジェイテクトは10月31日、ダイベア㈱との間で、ジェイテクトによるダイベアの完全子会社化を目的とした公開買付けについて合意に至ったと発表した。
ジェイテクトは、JTEKT Group Visionとして掲げる「No.1 & Only One」を目指すべく、JTEKTグループ全体での競争力強化を図るため，グループ経営の推進による事業強化・経営合理化といった企業価値向上を目的とした諸施策について、検討を行ってきた。
軸受事業においては、今後の更なる厳しい経営環境に備え、各工場の生産性向上と、より高いコスト競争力を確保するため、量産品生産ラインの無人運転等生産・開発基盤の強化に加えて、新たな時代を切り開く新商品開発を進めている。自動車分野では電動化や自動運転化への対応、また産業機械分野ではソリューション提案型ビジネスを展開し、更なる収益性向上に向けた課題に取り組んでいる。
超薄肉軸受や特殊環境用軸受等の製造に強みを持つダイベアを完全子会社とすることで、ジェイテクトとしては、高性能軸受等の製造・開発にかかるコストや投資を圧縮するとともに、事業環境の変化に対応した経営戦略を、迅速かつ柔軟に決定・実行できるようになる。さらに具体的には、以下のシナジー効果を期待しているとしている。
詳細は、ニュースリリース