日立建機はこのほど、情報誌「TIERRA+」No.125(2018年10月号)を発刊した。今号の特集は、「林業ビジネス活性化のカギ」。
日本の森林面積は国土の3分の2にあたる約2,500万ヘクタールとされ、森林資源は人工林を中心に現在約50万ヘクタールの蓄積があり、世界有数の森林国。日本の林業・林産業は、豊富な資源をもとに若年従事者を受け入れながら林業ビジネスを活性化させるカギはどこにあるのか――。
特集では、山の所有者から皆伐や間伐などの管理委託を請け負う杉産業(岡山県)のIT×機械×人材活用によるスケール拡大の取り組み事例や、林業を機械化で支えてきた日立建機のハーベスタ+採材システムという提案事例等を紹介。
また、鹿児島大学の寺岡行雄教授は、戦後の植林による人工林政策、欧米からの林業機械輸入後の実情などについて分かりやすく解説。今後は、日本林業においても「情報」を組み合わせることによって森林資源の利用の方法や、その価値が大きく変わっていく可能性があるとし、高性能林業機械とICTを駆使した強固なサプライチェーンで日本の林業を成長産業(輸出拡大など)にしていくためにも、日立建機をはじめとした機械メーカーの取り組みに大いに期待していると述べている。
そのほか、「モノづくりテクノロジーの舞台裏」では、「【シミュレーション解析】試作機の完成度を高めよ!勝負は“つくる前”につける」や、自然の機能を活用した社会基盤「グリーンインフラ」とは?――等が分かりやすく見やすく編集されている。
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