三菱電機は10月24日、ミャンマー発電公社(Electric Power Generation Enterprise)の 3カ所の変電所向けに、ガス絶縁開閉装置(GIS、画像上)46 台、分解可能で輸送が容易な特別三相(画像下)を含む変圧器 7台他の機器供給を、三菱電機アジア(タイ)(Mitsubishi Electric Asia(Thailand)Co.,Ltd.)を通じて受注したと発表した。2021 年の運用開始に向けて、2019 年から順次出荷を開始する予定。
今回の受注は、ミャンマー連邦共和国向け円借款プロジェクト「インフラ緊急復旧改善事業フェーズ 1 パッケージ 2」において受注したもので、三菱電機は、信頼性の高い機器を提供することで、ミャンマーの電力供給の安定化とさらなる経済発展に貢献する。
ミャンマーでは、経済発展に伴う電力不足の解消が大きな課題となっており、電力インフラの整備が行われている。その中で、老朽化した変電所の改修・増強が短期的な重点施策として掲げられている。
三菱電機は、既設変電所の限られた屋外スペースにも設置できるコンパクトな GIS や、輸送条件が整っていない地域でも輸送が容易な特別三相式変圧器(分解可能な大型変圧器)を国内外で多数納入しており、その実績と高い品質などが評価された。
※GIS:Gas Insulated Switchgear
※円借プロジェクト:日本政府から開発途上国に対して低利で長期の緩やかな条件で開発資金を貸し付けることにより、開発途上国の発展を支援する取り組み
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