KYBは10月16日、子会社であるカヤバシステムマシナリー(本社:東京都)が建築物用に製造・販売している免振・制振オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に適合していない、または、顧客の基準値を外れた製品(不適合品)を建築物に取り付けていた事実が判明したと発表した。
KYBでは国土交通省に報告を行うとともに、対応状況について公表。KYBの基本方針としては、不適合品を早急に交換することに加え、現在、書き換えの有無が不明な製品についても交換を前提として、引き続き調査を進めている。
KYBでは、所有者、居住者等の不安・心配を払拭することを経営の最優先事項とし、具体的な対応方針等については、国土交通省及び関係行政機関の指導のもと、建設会社、設計事務所に報告のうえ、安全性の検証を行い、所有者をはじめとする関係者に丁寧に説明していくとしている。