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メディカロイド、独カールストルツ社と手術支援ロボット開発に向けた業務提携の基本合意書締結

 川崎重工業シスメックス(本社:神戸市中央区)が出資して設立した医療用ロボット会社、㈱メディカロイド(本社:神戸市中央区)は10月4日、KARL STORZ SE&Co. KG(カールストルツ、本社:Tuttlingen,Germany)と、手術支援ロボット開発に関する業務提携について基本合意書を締結したと発表した。

 両社は、今回の基本合意契約に基づき、メディカロイドは開発中の手術支援ロボットに、カールストルツが保有する画像システムや外科用デバイスなどの供給を受けるとともに、外科領域の知識を適用させることで、臨床有用性の高い手術支援ロボットの開発に取り組む。

 近年、日本をはじめ先進国では医療費の高騰が社会問題化しており、予防医療や個別化医療への関心が高まっている。こうした中、早期に病気を発見し早期回復を目指す低侵襲治療へのニーズが高まっており、この分野でロボットの活用および貢献が期待されている。

 メディカロイドは、医療用ロボット開発に向けたマーケティングを目的に、ロボット技術を保有する川崎重工業および医療分野における事業経験を有するシスメックスの合弁会社として2013年に設立され、2015年より手術支援ロボットの開発を行っている。

 1945年に設立されたカールストルツは、高度な低侵襲手術向け製品の設計・エンジニアリング・製造・販売を行う、内視鏡技術における世界的リーダーです。カールストルツの硬性内視鏡や手術関連機器には、外科領域における70年以上に及ぶ経験・知識・ノウハウが組み込まれている。

 メディカロイドとカールストルツは、両社連携により生まれるシナジーを活かし、安心して使える手術支援ロボットを日本のみならず海外の医療現場にも提供することで、医療の発展に寄与していく。

<カールストルツの概要>

会社名:KARL STORZ SE&CO.KG

所在地:Tuttlingen,Germany

設立:1945年(非上場)

事業内容:硬性内視鏡や手術関連機器の開発、販売

<メディカロイドの概要>

会社名:株式会社メディカロイド(Medicaroid Corporation)

所在地:神戸市中央区港島南町1丁目6-5 国際医療開発センター6階

設立:2013年8月29日

資本金:34億6,000万円(2018年9月30日現在)

出資会社:川崎重工業株式会社(出資比率:50%)、シスメックス株式会社(出資比率:50%)

事業内容:医療用ロボットのマーケティング、開発、設計、製造、販売、アフターサービス

 ニュースリリース

 

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