㈱松浦機械製作所(本社:福井県福井市)は10月3日、5 軸制御立形マシニングセンタ「MAM72-70V」の販売を開始すると発表した。従来機に比べ最大工作物寸法を拡大した上で、性能を徹底的に見直し生産性・作業性を高めたことで、より高い顧客ニーズを満たしている。
5軸制御立形マシニングセンタMAM72 シリーズ(1991年以来、出荷実績1,500 台以上)は、ワンチャッキング5軸加工による工程集約・高精度複雑加工を実現しつつ、「変種変量生産」・「長時間無人運転」に対応した機械として全世界のあらゆる産業(航空機・自動車・医療機器分野等々)で実績を築いてきた。
MAM72-70V の最大工作物寸法D700mm ×H500mm/ 工作物許容質量500kg は、従来機に比べ径/高さ方向:11%アップ、質量:43%アップ、体積比:38%アップとなり、幅広いワークへの対応を実現した。
また、新開発の4/5 軸テーブルには、4 軸(傾斜軸)に新採用のローラーギア駆動・5 軸(回転軸)にダイレクトドライブモータ駆動を採用することで早送り速度50min-1(4 軸)/100min-1(5 軸)を実現し、高速と高精度の両立を可能とした。さらに、機械構造を見直すことで、機械前面(オイルパン端面)からパレット中心まで620mm/主軸中心まで90mm とするなど接近性を改善し、段取り操作の作業性を充分確保した。
なお、MAM72-70V は11 月1 日から東京ビッグサイトで開催される第29 回 日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)に出展する予定。