生産能力の増強は、次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」のインドネシア国内及び輸出向け台数の増加に対応するもの。ブカシ工場では約40億円の投資により生産設備を拡張する他、従業員を新たに800人雇用して約4,100人の体制とする予定。
また、「エクスパンダー」のエンジン生産を、日産自動車の現地生産子会社であるニッサン・モーター・インドネシア(所在地:西ジャワ州プルワカルタ、以下NMI)で行う。NMIは新たな投資による生産設備の拡張と従業員の新規雇用により、「エクスパンダー」のエンジンを年間16万基生産する予定。
NMIでのエンジン現地生産によって、「エクスパンダー」の部品現地調達率は約70%から約80%に上昇し、部品の新規発注等に伴う現地メーカーへの経済波及効果も見込まれる。
「エクスパンダー」は昨年8月に受注を開始して以来、インドネシアの顧客に好評で、2018年9月末までのインドネシア国内の受注台数は10万台を超えた。また、今年3月と7月には、インドネシアの販売台数ランキングで1位となった。今年3月に自動車専門紙OTOMOTIF社からカー・オブ・ザ・イヤー2018を受賞したのに続き、9月には自動車ジャーナリストが選ぶFORWOTカー・オブ・ザ・イヤー2018を受賞している。
(*) 最大稼動時の生産能力値を基準にしている。