JXTGホールディングスは9月28日、JXエンジニアリング(本社:横浜市中区)と新興プランテック(本社:横浜市磯子区)が、2019年4月を目途に経営統合を目指すことについて、基本合意書を締結したと発表した。経営統合すれば、完成工事高で約1,400億円、従業員数で約2,000名規模となる。
JXエンジニアリングは、JXTGホールディングスグループをはじめ、石油・石油化学、金属・機能性材料などの幅広い業界でエンジニアリング業務を提供し、高度なエンジニアリング技術という強みを持つ。2018年3月期(単体)の完成工事高は、501億円、営業利益は64億円、従業員数は603名。
一方、新興プランテックは、石油・石油化学等の幅広い業界でメンテナンス及びエンジニアリングサービスを提供し、高度な施工管理能力という強みを持っている。2018年3月期(連結)の完成工事高は、896億円、営業利益は20億円、従業員数は1,433名。
石油製品需要減退に伴い設備エンジニアリング市場が縮小する一方、既存設備の高経年化に伴うメンテナンスの重要性及び技術に対する顧客要求の高まり、新しい社会を見据えた商品需要多様化に伴う生産設備の新設・改造需要の将来的な増加が見込まれる。このような状況のもと、両社が経営資源を結集し、それぞれの強みを組み合わせることで企業価値向上を図っていくことが、JXTGホールディングスグループの事業パートナーとして最善との判断に至った。
今後、JXTGホールディングス、JXエンジニアリング及び新興プランテックは、経営統合の目的の達成のため、公平・公正かつ対等の精神に則り、相互に誠意をもって最善の努力を行うことを基本方針とし、協議・検討を進めていくとしている。