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コマツ、コマツマイニングの本社工場をミルウォーキー市内で移転、3億ドル投資で最先端拠点に

 コマツは9月28日、100%子会社であるコマツマイニング(KMC、旧ジョイ・グローバル)が米国ウィスコンシン州ミルウォーキーにある本社工場を同市内で移転し、最先端の機能を備えた本社工場に刷新すると発表した。

 現在のKMC本社工場は沿岸より5キロほど内陸に位置しており、周辺を商業・娯楽施設で囲まれているが、より生産に適した沿岸部に移転し、周辺に点在していたオフィスや工場を集約することで効率化、生産性向上を図る。今後、KMCは州政府ならびにミルウォーキー市と連携しながら順次移転を進め、約3億ドル(約310億円、110円計算)を投資し、新本社工場をP&Hブランドのロープショベルやブラストホールドリルなどを生産する最先端の拠点とする予定。

 新本社工場には、本社ビル、最新型の熱処理設備や機械加工設備を備えた生産工場、最新鋭の技術を織り込んだ研究開発棟、専用オフィスやデータソリューションセンタ、教育施設、会議室、展示スペースなども含まれる。また、ミルウォーキー市と提携し、公共の河岸遊歩道も設置する。

 さらに、ソーラーパネルや遠隔操作による閉ループ式の熱処理システム、緑地、LEDの活用など、最新の省エネ技術を織り込み、現行比でエネルギー消費量を75%、水の消費量を80%削減するとともに、ほぼゼロエミッションを達成する見込みです。2022年にすべての移管が完了予定。

 コマツは、生産性が高く環境負荷の低い新KMC本社工場により、より付加価値の高い商品やサービス、そして革新的なソリューションを鉱山のお客様に提供していくとともに、地域への貢献を深めていく。

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