㈱神鋼環境ソリューションは9月27日、2019年1月1日を効力発生日として、㈱IHI環境エンジニアリング(IKE)の廃棄物処理施設関連事業等を吸収分割の方法により神鋼環境ソリューションに統合することを決定し、IKEと同日付で吸収分割契約を締結したと発表した。
両社は、2018年3月27日付リリースで統合協議の検討について発表していたとおり、両社の地方公共団体等向けごみ焼却施設建設工事を中心とする廃棄物処理施設関連事業等を統合することについて、具体的な協議を行ってきた。
両社は、2017年3月に「販売活動の一体運営体制の構築・運用」等を柱とする包括的提携関係を樹立して以来、様々な業容拡大を目指した活動を行ってきた。しかし、組織を隔てたままでの協業に留まるとすれば、シナジーの最大限の発揮には制約があるため、経営統合は必須との認識を共有し検討を進めてきた。
日本の人口減等に伴い大きく変化する事業環境の中、両社の経営資源を結集することで、当該事業分野においてよりプレゼンスを高めることができると判断した。
事業統合体となる神鋼環境ソリューショングループにおいては、IKEが持つ強みや特長を神鋼環境ソリューショングループの事業に最適融合しシナジー効果を発揮することにより、収益基盤の拡大、営業・技術ノウハウの融合による競争力の強化、及び生産性向上・コストダウン等を通じ、企業価値を一層向上させ、環境に優しい社会・地域作りに貢献するという社会的使命を全うしていくとしている。