㈱ジェイテクトは9月18日、モロッコで初めてとなる生産拠点「JTEKT AUTOMOTIVE Morocco(JAMO)」およびジェイテクトグループ会社、富士機工のモロッコ生産拠点「Fuji Autotech Morocco(FAMO)」の工場建設に向け鍬入れ式を行ったと発表した。(ジェイテクトの海外拠点)
ジェイテクトは欧州自動車メーカーの生産拡大が広がるモロッコにおいて、自動車メーカーのニーズを的確につかみ、製品の供給を行うためにJAMOを2017年9月に設立した。
JAMOは、モロッコをはじめとした北アフリカ市場を中心とした新たな供給戦略拠点と位置づけ、これまで日本や欧州、世界各地で培ってきた電動パワーステアリング(EPS)の技術、生産に関する知見を活かし、競争力のある生産拠点としてEPSの供給を進めてきた。
今後、2020年には量産開始をし、年間23万台のEPS生産を目指している。EPSのNo.1&Only One サプライヤーとして、製品技術を高めると共にグローバル生産対応力の一層の強化を進めていく。
<JAMO概要>
会社名:JTEKT AUTOMOTIVE MOROCCO S.A.S. (JAMO)
所在地:モロッコ王国 タンジェ州 タンジェ オートモーティブ シティ内
設立:2017年9月
量産開始日:2020年9月
生産能力:約23万台/年 (2020年時点)
事業内容:電動パワーステアリングの製造・販売
敷地面積:約65,000m²
建屋面積:約11,000m²
<FAMO概要>
会社名:FUJI AUTOTECH MOROCCO S.A.S. (FAMO)
設立:2018年9月
量産開始日:2019年7月
生産能力:約70万台/年 (2020年予定)
事業内容:自動車用ステアリングコラムの製造・販売
その他:生産予定スペース 約2,250㎡(JAMO敷地内を間借り)
※投資金額としてはJAMOおよびFAMO合わせて約24億円を予定。