空中作業プラットフォーム(高所作業車・台)の世界的メーカーである、仏Haulotte Group(ハウロッテ、本社:リヨン)が9月11日に発表した2018年上半期(1~6月)業績によると、非常にダイナミックな世界市場において、売上高は前年同期比10%増の2億8,990万ユーロ(約377億円、前年同期:2億6,460万ユーロ)となった。利益面は、イタリアのレンタル事業売却と有利な為替レート環境により、当期純利益は1,910万ユーロ(約25億円:いずれも130円計算)となり、2017年上半期と比較して大幅に増加した。(全945字+プレゼン資料)
ハウロッテ2018年上半期データ(9月11日発表)
ヨーロッパ地域は前期の傾向が続き、ほとんどのヨーロッパ市場において大手レンタル会社からの強い需要により、売上高は前年同期比14%増となった。アジア太平洋地域の売上高は、中国における売上の力強さのおかげで、同期間に同12%増加した。中南米では、アルゼンチンを除き、すべての市場で2017年に回復が確認され、売上高は同 17%の増加となった。北米では、空中作業プラットフォーム事業(23%増)を中心に売上高は引き続き増加(同10%増)した。
装置の売上高は、前年同期比15%増、サービス活動は同 6%増、レンタル活動は同8%減だった。
上半期の営業利益(為替差損益を除く)は、主に前年同期よりも顧客および地理的混合比が低かったこと、グループの新しい戦略計画の実施に関連して部品価格が高騰し、固定費が増加したことにより、同11%減少した。
同グループの営業利益は、イタリアにおける賃貸事業の売却およびリスク引当金の減少により、2017年と比較して2,670万ユーロ(53%増)の大幅な伸びを記録した。
連結純利益は、営業利益の増加とより有利な為替環境(特に米ドルに対する)により、1,910万ユーロ(売上高の6.6%)に急増した。
同グループの純負債(保証を除く)は、上半期において、主に事業成長に関連する運転資本要件の増加により、540万ユーロ増加した。
■Outlookと最近の出来事
Haulotte Groupは2018年の見通しを確認し、収益成長率が10%を上回ると予想している。当グループは、現在の営業利益を維持する予定である。
ニュースリリース
ハウロッテ2018年上半期説明資料