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セイコーエプソン、広丘事業所でイノベーションセンターB棟に着工-商業・産業印刷の研究開発力・生産技術強化

 セイコーエプソンは9月13日、2017年10月に建設計画を発表した広丘事業所(所在地:長野県塩尻市)イノベーションセンターB棟の着工にあたり、起工式を執り行ったと発表した。起工式には地区、行政、工事関係者が参列、工事の安全を祈願した。

 イノベーションセンターB棟は、延床面積約39,500㎡、1階を商業・産業用大型印刷機の試作・量産工場およびデジタル捺染のテストラボエリア、2~3階をオフィスエリアとする3階構造を予定している。2019年度末の竣工・稼動を計画しており、商業・産業印刷分野における研究開発力・生産技術を強化するとともに、関連部門をオフィスエリアに集約することで業務の効率化を図る。

 エプソンは長期ビジョン「Epson 25」のインクジェットイノベーションにおいて、商業・産業印刷を注力する事業領域の一つと位置付けている。屋内・屋外看板に代表されるサイネージ分野では、高画質の強みを生かした製品ラインアップの拡充を進めるとともに、市場のデジタル化をリードするべく、さらなる技術開発にも注力している。

 また大きな成長が見込まれるテキスタイル分野では、7月からインクジェットデジタル捺染機の最新機種『Monna Lisa Evo Tre』の国内生産を開始するなど、デジタル捺染ビジネスの拡大を加速させている。イノベーションセンターB棟は、これらの製品・技術を進化させ、プリンティングソリューションズ事業の成長を実現するうえで重要な役割を果たすもの。

 エプソンは、これからも独自の技術を磨き続け、独創のコアデバイスを基にした製品・さサービスにより、デジタル印刷の世界を広げ、インクジェットによるイノベーションをさらに加速させていく。

<イノベーションセンターB棟の概要>

投資金額:約160億円

稼働時期:2019年度末

延床面積:約39,500m²

建築構造:鉄骨3階建て

<広丘事業所の概要>(2018年3月31日時点)

所在地:〒399‐0785 長野県塩尻市広丘原新田80

事業内容:プリンティングソリューションズ事業における開発・設計・生産、およびエプソン全体における新事業開拓、新製品の研究開発

土地面積:211,810m²

操業年:1970年

 ニュースリリース

 

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