日本鍛圧機械工業会が9月10日に発表した2018年8月度受注総合計は、前年同月比53.3%増の322億3,000万円となった。5カ月連続で300億円を超え、プレス系、板金系、サービス共に前年同月を上回り好調を維持している。国内は金属製品製造業、自動車及び一般機械が好調に推移、輸出は前年同月比で大幅に増加するも金額的には高水準ではなかった。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比96.7%増の152億2,000万円。超大型プレスは3.5倍増、大型プレスが3.6倍増、小型プレスも62.8%増だが、中型プレスは10.4%減。油圧プレスは2.2倍増、フォーミングは3.5倍増、自動化・安全装置も9.2%増。
板金系機械は前年同月比41.1%増の100億9,000万円。プレスブレーキが57.5%増、レーザ・プラズマ51.8%増、パンチングも8.7%増となった。
国内は前年同月比83.9%増の178億3,000万円。金属製品製造業は2.5倍増、自動車が74.0%増、一般機械43.0%増、鉄鋼・非鉄金属2.3倍増、電機も15.5%増となった。
輸出は前年同月比43.9%増の74億7,000万円。中国向けは90.3%増、北米向け6.4%増、東南アジア向け2.7倍増、韓国・台湾向け2.6倍増、インド向けも40.2%増だが欧州向けは30.2%減となった。