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国際協力銀行(JBIC)、米国テキサス州高速鉄道プロジェクト開発に必要な資金を出資

・日本の新幹線システムの海外展開を支援

 国際協力銀行(JBIC)は9月10日、8月31日に「海外展開支援出資ファシリティ」 の一環として、テキサス州のダラス・ヒューストン間を結ぶ高速鉄道プロジェクトの開発に必要な資金について、Japan Texas High-Speed Railway Cayman LP(略称:JTHSR)に関する出資契約書を締結したと発表した。

 JTHSRは、同プロジェクトの開発を促進するために設立された、特別目的事業体。JBICと㈱海外交通・都市開発事業支援機構(略称:JOIN)は、JTHSRへの出資を通じ、同プロジェクト開発主体の米国法人Texas Central Rail Holdings, LLCに対し、最大3億ドルの開発資金の貸付を行う。同プロジェクトは、JR東海が保有・運営する東海道新幹線システムをベースとした技術を採用することを前提としており、JBICはJTHSRへのJOINとの共同出資を通じて、同プロジェクトの開発を支援する。

 我が国の「インフラシステム輸出戦略」(2018年6月改訂)において、鉄道はインフラ輸出政策上の重要分野とされており、同プロジェクトは、インフラ整備の政策的位置付けが高い米国において、我が国の高度な技術を活用する代表的なプロジェクトに位置付けられている。今回の出資を通じて、日本の新幹線システムの米国への海外展開支援の取組みを強化することで、日本企業の国際競争力の維持及び向上に貢献することが期待される。

 ニュースリリース

 

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