三井ハイテックは9月6日、ポーランドに車載用モーターコアの製造・販売を目的とする子会社を設立すると発表した。
欧州における環境関連およびエネルギー関連市場の急成長に伴い、今後、車載用を中心とした高効率モーター用コアの需要が増加することが見込まれる。そのため、三井ハイテックは欧州市場での販売強化とグローバル供給体制の構築を図ることを目的に製造販売拠点を探していたが、日系やドイツの自動車メーカーの拠点に近いこと、投資費用が抑えられ、豊富な労働力を獲得できること、加えて、ポーランド当局から充分なインセンティブ※を得られる見通しとなったこと、などの理由により、ポーランドに製造子会社を設立することにした。
※ポーランド当局からのインセンティブは、諸条件により得られないこともある。
＜子会社の概要＞
商号：Mitsui High-tec（Europe）sp.z o.o.
工場予定地：ポーランドオポーレ県
代表者：竹井雅彦
主な事業内容：モーターコアの製造および販売
資本金：500万ポーランドズロチ（約1 億5,000万円）
設立時期：2018 年10 月（予定）
出資比率：三井ハイテック100％
事業開始時期：未定
今後の見通し：当該子会社設立による三井ハイテックグループの当期連結業績に与える影響はない。
＊なお、欧州での市場調査を強化するため、ドイツのフランクフルトに駐在員事務所を開設した。