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キユーピー、約115億円投じて生販物一体型の拠点「関西キユーポート」を新設、タマゴ加工品の生産合理化加速/2020年春稼動予定

 キユーピーは9月6日、伊丹工場(兵庫県伊丹市)の跡地にタマゴ加工品の生産拠点を中心とするグループの生販物一体型の拠点「関西キユーポート」を新設すると発表した。竣工は2020年1月、稼働は同年春ごろを予定している。関西エリアをターゲットに、タマゴ加工品の生産合理化を加速する。投資額は約115億円。

 関西キユーポートでは、これまで別棟に分かれていた割卵工場とタマゴ加工品の生産工場を集約し、割卵から加工までの一貫生産体制を整える。今後需要拡大が見込まれるタマゴ加工品の生産合理化を図り、商品開発のスピードを加速することで、多様化する顧客ニーズに応えていく。さらに、周辺に点在するグループ各社の営業・物流部門を集約し、生販物一体型の拠点として部門間のシナジーを向上させる。

 建設場所となるのは伊丹工場の跡地。伊丹工場は、1938年3月に操業を開始し、マヨネーズや液卵、タマゴ加工品の生産拠点を担ってきたが、関西の生産体制再編に伴い、2016年11月にマヨネーズの生産を終了している。

 キユーピーは今後も、ライフスタイルの変化に伴い多様化するニーズに対して、食生活を豊かにする提案を続けていく。

<施設の概要>

名称:関西キユーポート ※表記上「ユ」は大文字を使用

所在地:兵庫県伊丹市南町4-7-1

建築様式:S造5階建て

面積:建築面積 約4,000㎡(予定)、延床面積 約20,000㎡(予定)

着工時期:2018年9月

竣工時期:2020年1月(予定)

操業開始:2020年春(予定)

入居予定の部門:業務用タマゴ加工品・タマゴ素材品の生産拠点および関西周辺のグループ各社の営業・物流部門

投資額:約115億円

設計・施工:清水建設株式会社

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