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UACJ、中国合弁で電池箔生産設備を新設

 ㈱UACJは9月4日、出資している乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司(本社:中国広東省)が、電池箔生産設備を新設し、事業範囲を拡大することを決定したと発表した。

 中国では、車載用を主体としたリチウムイオン電池の需要拡大に伴い、アルミニウム電池箔についても大幅な需要増が見込まれている。この需要増に対応すべく、乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司は設備投資を行い、箔地から集電体および電池外装材用箔まで一貫した製造体制を構築する。これにより、UAJCは、高品質なリチオムイオン電池箔を中国国内にタイムリーに供給し、広東東陽光科技控股股份有限公司と共同で中国での一層の事業拡大を図る。

 また、日本およびマレーシアでの生産に加え、中国での生産拠点を保有することで、グローバル3極での電池箔の生産体制を確立し、多種多様な顧客のニーズに応えていく。

 UAJCグループは、2018年5月に発表した新中期経営計画において、「自動車」向け事業を成長分野と位置付けている。今後もグループの経営リソースを集中的に投入し、収益力の拡大を図っていく。

<生産設備新設概要>

立地:乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司(中国広東省韶関市乳源県龍船湾)敷地内

投資内容:第三工場建屋の新設(コンデンサ箔および自動車向け熱交換器材向設備と共同で使用)、冷間箔圧延機3基(箔粗圧延1基、箔仕上圧延2基)、仕上設備など

工場規模:第三工場 延床面積21,000㎡(第一工場47,000㎡、第二工場45,000㎡)

生産能力:約1万トン/年

量産開始:2020年

<乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司の概要>

会社名:乳源東陽光優艾希杰精箔有限公司

所在地:中国広東省韶関市乳源県龍船湾

薫事長:李剛

事業概要:アルミニウム板圧延製品製造販売

出資比率:広東東陽光科技控股股份有限公司51%、株式会社UACJ49%

 ニュースリリース

 

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