Off-Highway Research：2018年8月28日発表
中国における油圧ショベルの販売は、2017年に125％増加し、10万台弱（編者注：中国工程機械工業会等のデータと異なる）となった。英国の調査会社 Off-Highway Research（オフ・ハイウェイ・リサーチ）の最新建設機械部門の分析によると、今年の販売はさらに40％増加し、市場はそのピークを迎えているとしている。
油圧ショベルの販売が急増したのは、主要インフラプロジェクトの立ち上げ、PPP（Public Private Partnership）資金調達モデルの導入、2012年から2016年の景気後退に伴う市場からの古い在庫および使用済み機械の清算が含まれる。また、国内需要の増加に加えて、中国のメーカーは過去3年間で機械の輸出を増やしている。これには、中国に拠点を持つ国際的なメーカー、また、地場企業も含まれる。
油圧ショベルの販売は、今後4年間はかなりの伸びを続けると予想されているが、2018年が現在の最高水準点になると予想されている。不動産プロジェクトの成長が遅くなり、PPP活動の減少が販売に影響を与える可能性がある。他方では、厳しい環境政策と今後の中国IV排出ガス規制の導入により、機械の交換サイクルが加速することが分かった。