日立造船は8月31日、日立造船が保有する那賀日造設備(大連)有限公司(中国遼寧省大連市)の持分の全部を、共同出資者である㈱ナガオカ(大阪府貝塚市)に譲渡することで合意したと発表した。
日立造船は、中期経営計画「Change & Growth」の基本戦略の一つである「ポートフォリオマネジメントの推進」のもと、ポートフォリオによる事業の位置づけを明確にし、伸長事業や新事業への経営資源の優先配分を進めている。
今回その一環として、事業の選択と集中を検討するなかで、プロセス機器事業においては有明工場に製造拠点としての資源を集中することが望ましいと判断し、㈱ナガオカと中国大連市で行っていた石油精製・ 石油化学プラント 用の内部装置製造の合弁事業、那賀日造設備(大連)有限公司の日立造船持分45%全てをナガオカに譲渡することにした。
なお、今後発展が見込まれる水事業では、共同で特許を取得した「HiSIS」(高速海底浸透取水システム)を中心として、ナガオカと協力関係を継続していく。
<持分譲渡の内容>
譲渡対象:那賀日造設備(大連)有限公司 持分 45%
譲渡先:株式会社ナガオカ(大阪府貝塚市二色南町2番12号)
譲渡契約日:2018年8月31日
譲渡実行日:2018年9月中旬(予定)中国当局による認可後