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IHIアグリテック、洗浄工程機能を付加した最新鋭のオゾン水内視鏡洗浄消毒機を販売開始

 ㈱IHIは8月30日、グループ会社である㈱IHIアグリテック(本社:北海道千歳市、以下IAT)が、業界唯一の厚生労働省の医療機器認証を取得したオゾン水による内視鏡の消毒機を販売しているが、従来の消毒機に洗浄工程機能を付加した最新鋭のオゾン水内視鏡洗浄消毒機「OED-1000S Plus」(医療機器認証を取得済)を開発、9月1日付で販売を開始すると発表した。

 近年、消化器内視鏡診療は飛躍的に発展し、重要性が増しており、内視鏡診療件数が年々増加する中、日本消化器内視鏡学会から「消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化にむけたガイドライン」が2018年7月20日に発行された。このガイドラインには、高い消毒力に加え刺激性や残留毒性がない「オゾン水」による消毒が消毒法として明記されており、「オゾン水」による消毒は日本独自の内視鏡消毒法として注目が高まっている。

 このような中、IATは、現在販売しているオゾン水内視鏡消毒機「OED-1000S」にアルカリ性洗剤による自動洗浄機能を追加し、かつ従来製品と変わらず業界最小のコンパクト設計・低ランニングコストを実現した最新鋭機器を開発した。

 IATは、2002年に業界初のオゾン水による内視鏡洗浄機を開発、2010年にはオゾン殺菌機で厚生労働省の医療機器認証(旧薬事承認)を取得、販売実績を伸ばしている。

 内視鏡診療は、病院のみならず医院でも導入が拡大しており、内視鏡洗浄消毒機の需要もさらに増加が見込まれることから、IATでは、今後、同機を国内外で、今年度350台(旧機種含む)、数年後には年間500台の販売を目標に、さらなる営業活動を展開していく。

 ニュースリリース

 

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