㈱トクヤマは8月29日、徳山製造所において高純度窒化アルミニウム粉末の需要増に対応するため、製造設備の増強を決定したと発表した。
トクヤマは、放熱材事業を中期経営計画における成長事業として位置付けている。放熱材事業の主要製品の高純度窒化アルミニウム粉末は、伸長著しい放熱市場での需要拡大が見込まれており、トクヤマは市場のニーズに対応するため、製造設備を増強することで事業拡大を図る。今回の増強により、高純度窒化アルミニウム粉末の生産能力は40%増強されることとなる。
高純度窒化アルミニウム粉末の製造設備は徳山製造所徳山工場内に建設し、2020年4月の営業運転開始を予定している。この増設を通じて高純度窒化アルミニウム粉末の供給体制をより一層拡充し、さらなる安定供給を図るとともに、幅広い用途展開を推進する。