日立造船は8月23日、中国の福建省において、ごみ焼却発電事業者である瀚藍環境股份有限公司(広東省佛山市)が設立した特別目的会社(SPC)より、ごみ焼却発電プラント設備工事を2件受注したと発表した。
受注した2件は、同SPCが実施する既設プラントの建替工事であり、日立造船は焼却炉等の設計および火格子等の主要機器供給に加え、機器据付・プラント試運転時の技術指導サービス業務を行う。
日立造船グループは、ごみ焼却発電プラントにおいて、アジアや欧州を中心に900件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を有している。そのうち中国向けにおいては今回の2件を含めると16件目の受注となる。今後も、ごみ焼却発電における世界No.1企業として、ますます高まる海外でのごみ焼却発電プラントの需要に積極的に取り組んでいく。
<晋江市ごみ焼却発電プラント>
発注者:創冠環保(晋江)有限公司(福建省泉州市晋江市)
工事名称:晋江市ごみ焼却発電プラント改造工事ストーカ焼却炉調達及び関連サービス調達
施設規模:ストーカ式焼却炉1,500t/日(750t/日×2炉)
完工時期:2019年末
<安渓県ごみ焼却発電プラント>
発注者:創冠環保(安渓)有限公司(福建省泉州市安渓県)
工事名称:安渓県ごみ焼却発電プラント拡張工事ストーカ焼却炉調達及び関連サービス調達
施設規模:ストーカ式焼却炉750t/日(750t/日×1炉)
完工時期:2019年末