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関西電力、ミャンマーの「ディードック水力発電プロジェクト」について電力エネルギー省から事業推進に係る通知を受領

 関西電力は8月17日、ミャンマー開発検討を進めてきたIPP事業である「ディードック水力発電プロジェクト」について、同国の電力エネルギー省(MOEE:Ministry of Electricity and Energy)から、事業推進に係る通知(NTP:Notice To Proceed)(※)を受領したと発表した。

 このプロジェクトは、ミャンマー北部、同国第二の都市であるマンダレーの南東約30kmのディードック地点に出力5.6万kWの水力発電所を建設し、ミャンマー発電公社(EPGE:Electric Power Generation Enterprise)に売電するもの。関西電力は2017年以降、パートナーであるアンドリッツ・ハイドロ(オーストリアの水力機器メーカー、以下「アンドリッツ」)、シュエタン・グループ(ミャンマーのゼネコン、以下「シュエタン」)とともに事業性評価など準備に取り組み、同国政府と調整を進めてきた。

 NTPを受け、今後、アンドリッツ、シュエタン、MOEEおよび関西電力は、発電所の建設および運転保守を行う現地プロジェクト会社の設立に向けて協議を進めていく。

 なお、ディードック水力発電所は、2019年の着工、2022年の運転開始を目指している。

 ミャンマーでは、経済成長に伴い電力需要の増加が見込まれており、供給力確保が急務となっている。本件は、ミャンマーにおける電力需要の課題解消につながるものであり、水力という再生可能エネルギーの普及にも貢献できる、意義深いプロジェクトであると考えている。

 関西電力は、中期経営計画に掲げたように、これまでに培った技術力やノウハウを活用しつつ、海外事業を関西電力グループの収益の重要な柱とするため、積極的に海外発電事業等に取り組んでいく。

 ※:8月16日発出。本プロジェクトの推進に係る権利を排他的に付与するもの。

 ニュースリリース

 プロジェクトの概要PDF

 

 

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