㈱クボタは8月17日、100%子会社である、クボタ浄化槽システム(本社:兵庫県尼崎市)が、省スペースで施工ができ、同時に工事費用も削減可能な、流量調整槽を有する中・大規模浄化槽では業界最小となる大型浄化槽の販売を開始したと発表した。
世界各国が各産業分野で温室効果ガスの削減に取り組む中、環境省は「省エネ型中・大型浄化槽システム導入推進事業」に関わる補助金制度を設定し、既設の旧構造基準型の大型浄化槽(101人槽以上)から省エネ効果が高い新型浄化槽への入れ替えを推進している。しかし、既設浄化槽の改修は、流入する汚水の処理を継続しながら行うため、浄化槽を設置する新たなスペースが必要となる。
クボタ浄化槽システムではこのような「狭小地設置」というニーズに応えるため、コンパクトタイプの大型浄化槽を開発した。これにより、既存設備を有効活用しての改修を可能にするとともに、新設においても、工事費の低減に貢献することができるという。
<製品概要>
製品名;クボタ浄化槽 KRZ型
発売日:2018年7月15日
処理対象人員:51~10,000人
日平均汚水量:2.55~1,000㎥