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日揮、ナイジェリアLNGプラント拡張プロジェクトの基本設計役務を受注

 日揮(JGC CORPORATION)は8月6日、米KBR社(本社:テキサス州ヒューストン)および英テクニップFMC社(本社:ロンドン、ヒューストン、パリ)と共同で、ナイジェリアLNG社が計画するLNGプラント拡張プロジェクトの基本設計(FEED: Front End Engineering Design)役務等を受注したと発表した。

 受注したプロジェクトは、現在、計6系列(年産約2,200万トン)が稼働するナイジェリアLNG社のLNGプラントに、第7系列を増設するとともに、既存系列向け共用ガス液化装置等の追加により、生産能力拡大を図るもの。

 日揮は、1997年から2007年にかけて米KBR社等と共同で、ナイジェリアLNG社が運営する既存6系列全てのLNGプラントのEPC役務を遂行してきた実績を有しており、同プロジェクトについても、LNGプラントに関わる高い設計能力や同社向けプロジェクトの遂行実績を活かし、EPC役務の受注を目指していく。

 日揮は、世界のLNG全生産量のうち約30%のLNGプラントの建設実績を持ち、現在オーストラリアおよびロシアにおける陸上LNGプラントに加え、マレーシア沖およびモザンビーク沖向けFLNGプラント(洋上LNG生産・貯蔵・積出設備)と、合計4件のLNGプラント建設プロジェクトを遂行中。加えて、昨年から今年にかけて、ジョーダンコーブLNGとLNGカナダ、2件のプロジェクトを北米で相次ぎ受注し、顧客によるFID(最終投資決定)が行われ次第、両プロジェクトのEPC役務も開始していく予定。

 現在中国を中心とするLNG需要の拡大により、北米やアフリカにおける大型LNGプラントの新設のみならず、増設プロジェクトの商談も活発化するなかで、日揮はLNG分野におけるトップコントラクターとして、今後も同分野における積極的な営業活動を展開し、その地位を揺るぎないものにしていくとしている。

<プロジェクトの概要>

契約先:ナイジェリアLNG社(出資者/出資比率:ナイジェリア国営石油公社/49%、シェル社/25.6%、仏トタール社/15.0%、伊ENI社/10.4%)

役務内容:LNGプラント拡張に関わるFEED およびEPC(設計・調達・建設)費用の見積り

建設場所:ナイジェリア ボニー島

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