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コベルコ教習所の岐阜教習センター、講習時間不足で行政処分、コベルコ建機が発表

   コベルコ建機(本社:東京都品川区)は8月3日、100%子会社であるコベルコ教習所(本社:千葉県市川市)岐阜教習センター(岐阜県大垣市)において、関係法令で定められた講習時間に対して実際の講習時間が不足していたという事実が確認され、監督官庁に報告、業務停止の行政処分を受けたことを発表した。

 今回の講習時間不足は、岐阜教習センターにおいて、2018 年3 月7 日および8 日の「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」学科項目の講習における講習と講習の間の休憩時間が、本来5 分としていたところ、数分間長く休憩していたものとなるため、休憩後の講習時間が定められた講習時間より数分短くなっていたというもの。

 これに対し、8月1日、岐阜労働局から「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」に対する業務停止処分2カ月(8 月20 日から10 月19 日)、また、3 月7 日から3 月8 日に実施した、対象となる技能講習を受講した計19名全員に対して補講を実施し、8 月20 日までに報告を行うことが改善命令として出された。

 コベルコ建機では、「昨年12 月11 日に公表した北九州、広島の教習センターにおける事案に続く講習時間不足の発生、行政処分となりましたことを重く受け止めるとともに、お客様をはじめ関係者の皆様方には再び大変ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。」

 また、「補講については、岐阜労働局からの補講実施の指示に基づき、既に補講対象となる方々に個別にご連絡を行っており、8 月3 日現在で18 名の方の補講予約を完了、残る1 名の方の補講を含め、20 日までに完了できる見込みです。再びこのような事案が発生しましたことは、誠に遺憾であり、厳粛かつ重大に受け止めるとともに、今後このような事態が再び発生することのないよう、コンプライアンス体制の強化を図るとともに法令遵守を一層徹底し、信頼回復に努めてまいります」としている。

 ニュースリリース

 

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