油圧ショベルの販売台数は、中国を中心に需要が堅調に推移したことから、前年同期を上回った。クローラクレーンの販売台数についても、北米等の需要が回復基調にあることなどから、前年同期を上回った。
建設機械部門では、中期経営計画に基づく取り組みとして、中国油圧ショベル事業の再構築について、内陸部の成都(神鋼建機(中国)有限公司)を中国向け、沿岸部の杭州(杭州神鋼建設機械有限公司)を輸出向け拠点とする生産体制の再編が完了した。加えて、販売代理店の絞込・統廃合、販売管理体制の再構築についても、概ね完了した。
2019年3月期(18年度)業績見通しについては、売上高は前回予想の3,850億円から4,100億円(前年度3,645億円、前年度比12.4%増)、経常利益は同210億円から240億円(同:219億円、同9.6%増)に上方修正した。