日亜化学工業(本社:徳島県阿南市)は7月25日、鳴門工場(徳島県鳴門市大麻町)に新たな生産棟を建築し、LED応用製品の生産体制を拡充すること発表した。(国内外拠点)
LEDは、主に照明向けやバックライト向けの需要が堅調に推移するとともに、自動車の内外装等車両への搭載や産業機器用途など様々な分野への利用が広がっており、今後の更なる市場の拡大が予想されている。
日亜化学工業は、これら多様なニーズに対応可能な商品群を安定供給でき、顧客の生産効率化に繋がるような使いやすい商品を生産できる体制を整え、LEDにおけるトップクラスのシェアを維持するとともに、従来光源の置き換え需要にとどまらず新たな市場を開拓するため、LED応用製品の新生産棟を建設するもの。
新生産棟の建設費を含む初期投資額は、約130億円を予定。また、新生産棟完成後、生産設備を順次導入予定であり、2021年までに建設費と合わせて約160億円の投資を見込んでいる。
これらにより、2021年には鳴門工場の応用製品の生産能力を現在の約2倍へ増強する計画で、それに伴い同時期に人員を50人から100人程度増員する見込み。
<新築する施設の概要>
所在地:徳島県鳴門市大麻町市場字川向一38番地2(鳴門工場)
名称:N-2棟
建物構造:鉄骨造(S造)免震構造
階数:地上6階建
寸法:東西122m×南北59m×高さ48m
延床面積:約45,000㎡
用途:LED応用製品の生産
工期:2018年8月~2020年5月(2020年5月31日竣工予定)