部門別の売上高は、FA 部門が608 億5,200万円(前年同期比24.4%増)、ロボット部門が585 億4,100万円(同7.3%増)、ロボマシン部門が419 億7,500万円(同5.7%減)、サービス部門は214 億6,700万円(同4.9%増)だった。
<ロボット部門> 米州を中心に自動車産業向けは設備投資の谷間となったが、一般産業向けは堅調に推移した。地域的には、米州はやや弱含んだ動きとなったが、国内は横ばいに推移し、欧州および中国は好調だった。
<ロボマシン部門> ロボドリル(小型切削加工機)は、IT関係の一時的需要が活発だった前年の第1四半期と比べると売上は大きく落ち込んだが、それ以外の市場では、自動車部品加工向けを中心に全般に堅調だった。一方、ロボショット(電動射出成形機)、ロボカット(ワイヤカット放電加工機)は、引き続き高水準の売上を維持した。
またAI 技術の商品への適用を進めると同時に、IoT への対応として、昨年10 月から運用を開始した、様々な企業が参加できるオープンプラットフォームであるFIELD system(FANUC Intelligent Edge Link and Drive system)の機能拡張および普及に努めた。
■2019年3月期の連結業績予想
前年度活発だったIT 関係の一時的な需要が現時点では見込めないことに加え、国家間の貿易摩擦問題の動向とその影響、為替の動向をはじめとする様々な不透明な要因から、総じて予断を許さない状況が続くものと想定。現時点における2019年3月期の連結業績予想は以下のとおり。
売上高6,374億円(前期比12.3%減)、営業利益1,594億円(同30.6%減)、経常利益1,738億円、親会社株主に帰属する当期純利益1,452億円(同20.2%減)。