JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は7月10日、鳥取県東部広域行政管理組合(※1)より「鳥取県東部広域行政管理組合可燃物処理施設整備・運営事業」を受注したと発表した。同社はストーカ方式焼却炉(120t/日×2炉)の設計・施工と20年間の施設運営管理業務をDBO方式(※2)により一括して請け負う。
新しい施設は、同社独自の燃焼技術である高温空気燃焼システムや超高温高圧ボイラーの導入により、同規模施設の中ではトップクラスとなる発電効率24.1%を実現、一般廃棄物のもつエネルギーを有効活用する。
また、水噴射および圧力波を用いた新ボイラークリーニング装置の採用等により、重要機器の長寿命化を行う。さらに、同社横浜本社内「グローバルリモートセンター」よりプラントの最適運転の支援を行うことで、一層安全で質の高い事業運営が可能となる。
※1 鳥取県東部圏域の1市4町(鳥取市、岩美町、智頭町、若桜町、八頭町)により組織された広域行政機構
※2 DBO方式(Design Build Operate):PFI事業者に設計(Design)・建設(Build)・運営(Operate)を一括して委ね、施設の所有・資金調達は公共が行う公設民営事業方式
<受注概要>
発注者:鳥取県東部広域行政管理組合
受注者:JFEエンジニアリング株式会社
事業名:鳥取県東部広域行政管理組合可燃物処理施設整備・運営事業
建設場所:鳥取県鳥取市河原町山手他
事業内容:新施設(ストーカ式 120t/日×2炉)の設計・施工、20年間の施設運営管理業務
受注金額:312億円(税抜き)
工事期間:2018年8月~2022年7月
運営期間:2022年8月~2042年7月