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竹内製作所、2019年2月期第1四半期売上は15.6%増の268億4,800万円

 ㈱竹内製作所7月10日に発表した2019年2月期第1四半期(3~5月)連結業績によると、売上高は268億4,800万円(前年同期比15.6%増)となった。利益面は、販売台数の増加に伴う運送費の増加等があったものの増収効果で吸収し、営業利益は47億9,400万円(同13.8%増)、経常利益は47億200万円(同11.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、税金費用を13億1,000円計上したことにより33億9,200万円(同20.6%増)となった。

 米国ではトランプ政権の通商政策が保護主義の色彩を強め、関税強化措置が米国経済にもたらす悪影響が懸念されるものの、足元では良好な雇用情勢、消費マインドを背景に個人消費は堅調に推移し、企業の設備投資も増勢が継続した。欧州では、米国の通商政策に起因する景気下振れリスクが強まるなど、今後の動向を楽観視できない状況下にあるものの、景気拡大が継続した。また英国では、個人消費や設備投資に軟化の兆しが見られるものの、全体としては緩やかな景気拡大が続いた。竹内製作所の製品需要は米国及び欧州ともに高い水準を維持しており、2018年1月にはクローラーローダーの新製品、同3月にはミニショベルの新製品を市場投入し、積極的な販売活動を展開した結果、ミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの第1四半期販売台数は、前年同期に比べ増した。

■セグメント別業績

<日 本> 2018年3月にミニショベルの新製品を市場投入したこともあり、欧州向けミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は95億200万円(前年同期比9.8%増)となり、セグメント利益は31億700万円(同15.5%増)となった。

<米 国> 2018年1月にクローラーローダーの新製品を市場投入したこともあり、ミニショベル、油圧ショベル及びクローラーローダーの販売台数が増加したこと等により、売上高は112億9,700万円(前年同期比9.1%増)となり、セグメント利益は6億4,900万円(同39.7%増)となった。

<英 国> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は41億3,200万円(前年同期比38.3%増)となり、セグメント利益は2億5,200万円(同58.8%増)となった。

<フランス> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は17億3,300万円(前年同期比41.9%増)となったが、セグメント利益は日本からの製品仕入価格の値上げの影響等により、9,200万円(同1.1%増)となった。

<中 国> ミニショベル及び油圧ショベルの販売台数が増加したこと等により、売上高は1億8,100万円(前年同期は700万円)となり、セグメント利益は日本への部品の供給が増加したこと及び貸倒引当金の戻入があったこと等により、1億3,100万円(同21.0%増)となった。

 竹内製作所の2019年2月期第1四半期決算短信

 第1四半期決算説明資料

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