ニチハ(本社:名古屋市中区)は7月3日、グループの更なる事業拡大に向けた生産体制の強化を図るため、米国に新工場を建設すると発表した。7 月2 日付(米国現地時間)で米国ジョージア州地方政府との間で税制優遇等のインセンティブに関して合意・調印した。
ニチハの経営課題の一つである新市場の開拓において、海外事業は「次の成長エンジンの一つ」に位置付けており、とりわけ大きな戸建住宅需要を有する米国については、これまで主として現地工場にて生産した窯業系外装材を住宅市場向けに販売する事業を展開してきた。
現在も米国の住宅市場は好調に推移しており、現地工場における安定生産の体制も整ったことから、米国事業の拡大を図るには更なる供給能力の拡大を行い、併せて高付加価値商品を生産する体制を整えることが必要と判断、米国において中厚品を生産可能な第2 ラインを建設することにした。
<新工場の概要>
事業主体:ニチハ子会社 Nichiha USA,Inc.
所在地:米国ジョージア州メーコン市(現メーコン工場敷地内)
生産品目:窯業系外装材
総投資予定金額:約130~150 億円
資金調達方法:自己資金及び借入金
稼働開始予定時期:2020(平成32) 年10 月~2021(平成33) 年3 月頃