NTNは7月3日、国内のアフターマーケット事業の販売を強化するため、販売窓口を㈱NTNセールスジャパン(NSJ、本社:東京都港区港南2丁目16番2号 太陽生命品川ビル24階)に一本化すると発表した。情報の集約をはかるとともに、顧客のニーズをより早く正確に把握し、迅速に対応していく。
NTNは今年4月、アフターマーケット事業の国内支社と連結子会社である㈱NTNベアリングサービス(NBS)を業務統合したことに伴い、㈱NTNベアリングサービスの社名を「㈱NTNセールスジャパン」(以下、NSJ)に変更した。
これまで、国内のアフターマーケット事業向けの販売を国内支社とNBSの2社の窓口で行ってきた。今回の新体制は、地域により窓口が重複していた事務所を1つに統合し、3支社、7支店、6営業所を窓口として全国の顧客に対応する。サービス体制の統一により、顧客への訪問頻度を向上させるとともに、的確な技術・生産対応を展開し、顧客とのさらなる関係強化を図る。
技術サービスについては、従来通り営業技術部門は、NTNの産業機械事業本部が、展示会やキャラバン活動等については、アフターマーケット事業本部アフターマーケット技術部が引き続き対応する。また、物流サービスについても、国内15カ所にある現倉庫を継続して使用する。
NTNは、アフターマーケット事業において、営業体制や代理店との連携の強化と、質の高いサービスの提供により、市場での競争力の強化に取り組んでいる。今回、ブランド力を保持し、開発活動に強みを持つ支社と、スピード感や細やかな対応が強みのNBSそれぞれの良さを集約し、さらに高みを目指して顧客へのサービス向上に向けて邁進していくとしている。