愛三工業は、インドで2輪・3輪FI 製品の生産体制を構築し事業拡大をはかるため、インドのFIEM Industries Limited(FIEM)との合弁会社の設立手続きを、3月の発表以来進めてきたが、6月27日、手続きが完了したと発表した。
世界最大の2輪車市場であるインドでは、今後も市場拡大が期待されている。加えて、環境規制強化のため、2020 年4月には新排出ガス規制Bharat6 の導入が予定され、2輪車の燃料系は現在主流のキャブレタからFI システムへ本格的に移行すると予想されている。
<合弁会社の概要>
社名:AISAN FIEM Automotives India Private Limited
所在地:インド デリー連邦首都直轄領
代表者:取締役社長 大橋 泰久
事業内容:2輪車・3輪車向け燃料ポンプモジュールの製造・販売
資本金:10億インドルピー(約1,650百万円(※))
設立:2018年6月7日
大株主及び持株比率:愛三工業69%、FIEM26%、豊田通商インド5%
※為替レート:1インドルピー=1.65円
<合弁相手先の概要>
社名:FIEM Industries Limited
所在地:インド デリー連邦首都直轄領
代表者:取締役会長兼社長 J.K. Jain
事業内容:2輪車・自動車部品の製造・販売
資本金:131 百万インドルピー(約213 百万円※)
設立:1989 年
大株主及び持株比率: J.K. Jain22%、Seema Jain22%、Rahul Jain12%、Aanchal Jain6%、Saif India V Fii Holdings Limited6%
愛三工業との関係:技術援助契約に基づき、愛三工業より2輪車用キャニスタに関する支援を行っている。
純資産:4,233 百万インドルピー(約6,899 百万円※)
総資産:8,898 百万インドルピー(約14,503 百万円※)
※為替レート:1 インドルピー=1.63 円