NECネッツエスアイ(本社:東京都文京区)は6月22日、ソネディックス・ジャパン(本社:東京都港区)およびソネディックスグループが投資する合同会社(Sun Station Hikari V GK)から岩手県における大規模太陽光発電所建設を受注し、このほど建設工事を開始したと発表した。
対象となる発電所は、岩手県遠野市に建設するもので、総開発面積は約100万㎡、太陽光パネルは約10万枚強、合計発電容量(定格発電出力)は46.6MWにのぼり、受注金額は、約117億円。NECネッツエスアイは、発電所建設に関わる設計・調達・施工(EPC)を受注し、完成は2020年春を予定している。同プロジェクトは商業運転開始後、17,650世帯分の消費電力に相当する年間53,000MWhのクリーンな電力を供給する予定
NECネッツエスアイでは、太陽光発電所建設事業を注力分野の1つと位置付け、2016年には58MW(受注金額:建設・保守併せて155億円)の大規模発電所建設を受注するなど日本国内で実績を積み重ねてきたが、その実績や大型プロジェクトのマネジメント力を評価され受注に至った。
ソネディックス投資グループは、全世界でコストパフォーマンスに優れた高性能の太陽光発電所を開発、建設、所有、運営しており、現在イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、プエルトリコ、チリ、南アフリカそして日本などに600MW以上の稼働中の太陽光発電所を保有するほか、数百MWの太陽光発電所を開発中。ソネディックス・ジャパンは大規模太陽光発電事業の開発、管理、運営会社であり、ソネディックスの日本パートナー。今回のプロジェクトにより、ソネッディクス投資グループの日本における運転ならびに建設中のプロジェクトは169MWとなり、今後数年以内に日本における発電能力の400MW以上の増加を目指している。