㈱三井E&Sマシナリーは6月15日、単一機種によるディーゼルエンジンの累計生産1億馬力を達成したと発表した。
玉野機械工場(岡山県玉野市)で製造し、今治造船が建造中の14,000TEU型コンテナ運搬船(船主:正栄汽船)に搭載される三井-MAN B&Wディーゼルエンジン「11S90ME-C10.5」の建造をもって達成した。このエンジンは、同社製造ディーゼル機関の累計生産6,555台目となる。
三井E&Sマシナリーのディーゼルエンジン生産量は、2005年10月(1号機製作から77年4カ月)に累計生産5,000万馬力を達成してから12年8カ月で5,000万馬力を上乗せし、1928年の1号機製作から90年を経て累計生産1億馬力を達成した。また、2018年度の生産量は約388万馬力の生産を予定している。
三井E&Sマシナリーは1926年にデンマーク・B&W社(現:MAN Diesel & Turbo社)とディーゼルエンジンに関する技術提携を結んで以来、世界のトップメーカーとして生産実績を積み重ねている。今後もNOx規制対応ディーゼルエンジンやガス焚きディーゼルエンジンの受注実績を生かした受注活動を展開し、これまで同様に、バルカーやタンカー、自動車運搬船、LPG船等向けさまざまなエンジンの受注に注力する。