■ダラス・フォートワース地区で事業と研究開発能力を拡大
クボタの米国法人Kubota Tractor Corporation (クボタ・トラクター社)は6月12日、テキサス州Grapevine(グレイプバイン)にある北米本社の北西約30マイル、テキサス州Ponder(ポンダ)に約318エーカー(約12万9,000㎡)の土地を購入したと現地で発表した。(全1,001字)
Kubota Ranch(クボタ牧場)と呼ばれる新しく取得した土地は、新製品を販売店にプレビューさせるために本社に近づけることを可能にする。テスト用のフィールドスペースを提供し、クボタ機器(農機・建機など)の訓練、運転、実演――掘削、耕起、発掘、操縦、および評価装置、最終的に栽培、草刈り、刈り取ることの可能性を含めて、農業用具を活用して機能性を実現する。
クボタは、「クボタ牧場」をディーラーの目的地とし、クボタの機器をそのディーラーにプレビューして公開するためのテスト場を建設するための追加の設備を建設する計画。
「クボタはこの種の土地購入をかなり前から考えていました。Grapevine(グレイプバイン)本社の近くに置くことで、Dallas-Fort Worth(ダラス・フォートワース)地区で事業と研究開発能力を拡大する機会が得られました。この土地で、私たちは物理的な足跡を広げ、クボタ牧場が私たちの機器を評価し、テストするビジョンを構築することができます。ダラスでは、販売店を持って新しい製品を発表し、運営することができます。これは、各地のさまざまな都市での経験を生み出すことです。この経験をホーム(home)で提供することができて嬉しいです」とクボタ・トラクター社の社長兼CEOのMasato Yoshikawa(吉川正人)氏は語った。
現時点では、取得した土地に製造施設または物流施設を建設する予定はなく、機器の試験および展示に厳密にその使用を意図している。
<KTCの概要>
会社名:クボタトラクターコーポレーション(Kubota Tractor Corporation)
設立:1972年9月28日
本社所在地:米国テキサス州グレイプバイン市 (ダラス市近郊、ダラス・フォートワース国際空港から北へ約10km)
代表:取締役社長 吉川正人
資本金:37百万USドル
事業内容:米国におけるトラクタ、汎用機械、小型建機、インプルメント、部品の販売
詳細は、Kubota’s North American Headquarters Fact Sheet: